驚くべき牡蠣の栄養価
牡蠣はとても栄養価が高い食材ということをご存じですか?
牡蠣にはグリコーゲンをはじめタウリン、必須アミノ酸、酵素、マグネシウム、ビタミンB1、ビタミンB2など、人間にとって必要な栄養素が豊富に含まれています。
特に亜鉛の含有量は食品随一と言われており、なんと牛乳の35倍!ほうれん草の7倍!
もの亜鉛が牡蠣には含まれています。
【亜鉛の効果効能】
・免疫力アップ、維持
・気力回復
・コラーゲン生成
・ストレスケア
・生殖能力の維持=精子を作り、卵子の発育を良くする
↑↑亜鉛は別名セックスミネラル!!
・体内の酵素の活性化
・味覚、嗅覚の保全
・糖尿病予防
このように牡蠣に豊富に含まれる亜鉛はさまざまな健康サポートに欠かせない存在です。
一日の目標成人亜鉛摂取量は13mg、牡蠣約5個分で13mgの亜鉛が摂取できます。
二日酔い・悪酔いしない―――
”牡蠣は酒毒を消す”とされており亜鉛とタウリンの相乗効果で二日酔い対策に効果てきめんです。お酒を飲む前に牡蠣を食べると二日酔いしにくいですよ◎
是非一次会はもちろんゼロ次会や〆の牡蠣にオイスターバーをご利用ください。
牡蠣は美肌をつくる―――
マグネシウムやアミノ酸はお肌をきれいにしてくれる栄養素です。あらゆる細胞の活性化に効果的で、肌ツヤを良くします。さらに女性は生理などで失いやすい鉄をはじめとしたミネラルなどの栄養素を補ってくれるため、貧血やホルモンバランスの乱れなどの改善にも役立ちます。
天然タウリン×活力源のグリコーゲン―――
牡蠣に含まれる天然のタウリンは母乳の中にも多く含まれ乳児にとっては欠かせない栄養素で、細胞の発育や免疫にも関わっています。さらにタウリンには胃がんの原因になるピロリ菌が出す有害毒素を除去する働きがあります。
疲労回復に必要不可欠なグリコーゲンは肝臓に蓄積され体力が衰えたり病気のときにエネルギーを発揮。牡蠣は流行りの風邪対策にもとてもオススメです。
――このように、牡蠣は美味しいだけでなくわたしたち人間にとって欠かせない栄養素を豊富に含むスーパーフードです。
牡蠣がむしょうに食べたくなるのはその美味しさを知っているだけでなく、牡蠣がもつ栄養素をからだが記憶していて必要としているからなんですね。
気になる牡蠣のカロリーですが、グリコーゲンや良質なたんぱく質を含みながらも生牡蠣一個で約12キロカロリー、それをフライにしても約56キロカロリーと低カロリーです。コレステロールも少ないため高血圧の方にも、低血圧の方にも召し上がって頂けます。
‟牡蠣にあたる”とは?
みなさんが牡蠣を食べる際、どうしても‟牡蠣を食べるとあたるのではないか?”という心配があるのではないでしょうか。その‟牡蠣にあたる”というのはどういうことなのか、正しく認識して頂いたうえで存分に牡蠣を堪能して頂ければと思います。
―牡蠣は一日に約400リットル(500mlのペットボトル800本)の海水を吸い込み吐き出しを繰り返しながら、成分を取り込み成長していきます。
他の貝類よりもより多くの海水を取り込み蓄えるため、より多くの成分を含有します。その性質から以下のようなことがおこります。
貝毒やプランクトンの毒化・・・
牡蠣が餌とする植物プランクトンの中に毒性を持つものがあり、そのプランクトンを牡蠣がエサとして取り込んでしまうことがありますが、この毒性プランクトンは水質検査で発見することができます。
当店で取り扱う牡蠣生産者は厳正な水質検査の上、規定以上発見されるとすぐ出荷停止になるため安心といえます。
ノロウイルス、ビブリオ菌、大腸菌・・・
人間が出す生活排水のなかに大腸菌やノロウィルスなどが混入し海へと流され、その海水を牡蠣が取り込んでしまい、その牡蠣を食べるとウイルス症状が起きます。
加熱で死滅することが確認されていますが、これは出荷前に浄化された海水の中に牡蠣を48時間以上入れ牡蠣の体内から菌を排出することで殺菌・浄化できます。
また保健所の管理で規定以上のノロウィルスが発見されると出荷停止になります。
牡蠣は加熱用と生食用とわかれますが、生食用は上記のように浄化された海水で殺菌され出荷されます。
加熱用は加熱が前提の為、浄化作業を行われない場合がほとんどです。その為加熱用の牡蠣を生で食べたり、加熱が不十分だった、などが原因でウィルス症状が出ることがあります。
人間が正しく扱えば安全に食べて頂ける食材ですが、ウィルスは完全に駆逐することは難しいとも言われています。
人体に影響を及ぼすことはない程度のウイルスが牡蠣の体内に残っている場合でも、人によってそのときの体調や体質によって症状がでてしまう可能性もゼロではありませんし、同席者の中にウィルス保有者がいた場合、牡蠣は殻を素手でもって食べますので飛沫などにより感染するケースもあります。
厳しい検査を経た安全な牡蠣でも、症状が出てしまったケースの方がフォーカスされてしまうため、牡蠣はあたるというイメージがついてしまっているように思います。
また、あたるとは少しニュアンスが異なりますが、牡蠣アレルギーというものも存在します。一概にはいえませんが以前牡蠣を食べて体調不良を感じた方で、かゆみや発疹の症状が出たことのある方はアレルギーを疑ってもいいかもしれません。
――いかがでしたでしょうか?
簡単に牡蠣の豊富な栄養価、そして‟牡蠣にあたる”についてご紹介させて頂きました。
牡蠣は知れば知るほどに魅力の多い食材です。生産者さんの気持ちが詰まった栄養満点の美味しい牡蠣を美味しいお酒とともに存分に味わって頂けると嬉しく思います。